5.旅費二重払いに関する監査請求


貴賓車センチュリーの購入について、種々調査していた過程で、県議会議長、副議長らが、公用車を通勤に使用しているにも関わらず、他の議員同様、通勤旅費が全額支給されていることが明らかになった。 この不正を糾すため、本年5月26日監査請求を行うこととした。 この請求人には、風の会のメンバー5名が、共同請求者として名を連ねている。
監査請求書受理後の意見陳述が、6月9日県庁で行われた。
監査請求書の写し、不正受給された金額の一覧表、3名による意見陳述の内容を以下掲載する。
  ★ 監査請求書
  ★ 不正受給の金額一覧表
  ★ 松林俊治氏の意見陳述
  ★ 南部博彦氏の意見陳述
  ★ 武波義明氏の意見陳述

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4.ニュースレターの発行

ニュースレター Vol.3, Vol.4が、相次いで発行された。第3号では、第1回公判で原告松林俊治氏が行った意見陳述について、また第4号では、被告・山口県側から示された反論が記載されている。 支援の輪を広げるためにも是非ご一読をお願いしたい。
  ニュースレター Vol.3    ニュースレター Vol.4

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3.山口センチュリー裁判第一回公判
 4月28日、山口地方裁判所において、山口県知事に対して提起された、貴賓車センチュリー購入に関する住民訴訟の第1回公判が開かれ、原告
松林俊治から、意見陳述があった。 17名の傍聴定員に対して約30名の傍聴希望者が押しかけ、住民の関心の高さがうかがえた。
被告側は、全面抗戦の意向であり、第2回公判以降、激しい口頭弁論が展開されるものと推察される。
なお、次回公判は、6月23日午前10時開催の予定である。

原告がこの提訴に踏み切った意向を如実に示した意見陳述書を入手したので、転載する。
山口県民の方は御一読頂き、勝訴に向けた活動に、ご支援頂ければ、幸いである。

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2.ニュースレターの発行
 
松林俊治氏の住民訴訟は、訴状が山口地方裁判所に提出・受理され、その初回公判が、2021年4月28日(水)10時から、山口地裁で行われる予定である。
この裁判を支援する会が、裁判の開始に合わせて、ニュースレターを発行された。 その初版を転載する。
 
ニュースレターVol.1
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1、貴賓者センチュリーの購入

(1)はじめに

  昨年夏、山口県が、2090万円もするトヨタ製のセンチュリーを貴賓者用と称して購入し、実質的には県会議長の公用車として使用していることが、マスコミにも取り上げられ、県民の顰蹙をかっている。
 我々風の会では、先日政務活動費に関する打ち合わせのため、県議会事務局を訪れた際に、この問題について、県の担当者・物品管理課長中山廣信氏と面談し、購入した経緯を問い質すとともにセンチュリ-の保管状況を視察した。
 当日は、口頭による抗議に終わったので、後日、文書で疑問点を指摘し回答をもとめた。

 一方、元県職員であった松林俊治氏は、本件に関して山口県あてに監査請求を行ったが、門前払いに近い回答しか得られなかったので、山口県知事を相手取り、購入代金相当額の損害賠償を求める住民訴訟を起こすなど活発に活動を展開されている。

 以下、これらの活動内容を資料に基づいて記載する。

(2)風の会の活動
 令和2年12月15日付けで添付の質問状を、県議会事務局の原田課長と前述の中山課長あてに送付した。 中山課長からは、簡単な回答(質問状に添付)が得られたが、県議会事務局からは、肝心の質問「県議会議長の公用車に、何故国内最高級車のセンチュリーが必要か」については、今だ回答が得られていない。 質問と回答
 なお、資料公開請求に基づいて入手したセンチュリーの運転日誌によると、もっぱら県議会議長の専用車として、周防大島(議長の自宅)と県庁との間の通勤に使用されていることがあきらかとなった。

(3)松林俊治氏の活動
いずれ、松林氏から、過去の経緯を記載した投稿をお願いしたいと考えているので、ここでは入手した資料の掲載にとどめる。
 (A)監査請求関連資料     請求者の意見陳述書  監査請求書   公開された監査報告
 (B)活動支援集会について   会告のビラ
 (C)住民訴訟      訴状(入手次第掲載)

掲載した資料は、いずれも一読に値する内容であり、時代錯誤といってもよい県による公費の濫費、県議会側の圧力の応じて購入したしまった経緯など、県、議会双方に猛省を促す内容である。

貴賓車センチュリーの購入